Notes vol.2
日々の手帖
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サイトのデザインを刷新しました

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デザインを刷新というよりコンセプトそのものを変えました。コンセプトて。大袈裟な単語を気軽に使いましたが要は運用スタイルの変更です。

「デザインリニューアル」とか言うと、さも熱心に更新されていたサイトであったかのように感じますが、実際は何年も前からピタリと更新を止めた死火山状態でしたので...アレです「刷新」と言うより「新調」と言う方が実情に近い。
前はごく普通にカテゴリ分けされたいわゆるフツーのブログサイトだったのですが、更新頻度の低さを踏まえ、テーマごとに「カテゴリ=プロダクト」を分けてじわじわと更新してゆき、最終的には(いつか)各プロダクトが小冊子のようなボリュームになるといいね、と気長なスタイルをとることにしました。

どこか他人事な運用ポリシーはさておいて、次はデザインの話。

モチーフは活字本です。
ところで、なんか見辛くないですかね、このサイト。
背景はシンプルだし、フォントでちょっとクドい明朝を使ったりはしているけれど大した装飾要素もなく、マージンもやや多めにとりました。でもなんかストレスがある。

これ実はこだわりがありまして。実生活ってノイズが多いですよね、聴覚的にも視覚的にも。
窓から見る風景はガラスが曇ってたりカーテンなんかもあったりする。テレビを見ている視界の隅には自分の膝頭があったり、なんならテレビの前にご飯を催促する真剣顔の猫が鎮座していたり。

webサイトってそういうノイズを極力取っ払って文字やコンテンツに集中させるのが常だと思う(し、その正しさも理解している)のですがなんていうかもうそういうテンプレ的な造りに飽きちゃったんだよね...。仕事ではまだそういう作り物をしているけど仕事なので。
取るに足らない個人サイトでは、もっとサイトデザインやUXに「現実」を持ち込んでも(そろそろ)いいんじゃないかなぁー。と思ったのです。
ところで「わたしアナログ人間なので」って宣言する人の精神性は面倒くさくて苦手です。

閑話休題、コンテンツをグッと見難くするドットレイヤーを乗せたりしたのはそういうごく個人的な思惑が理由です。
「え、何が?別に気にならないけど?」って言われちゃったら本意じゃないかと言えばそうでもなくそれはそれでまぁいいです。ノイズ加減が良いラインだったんだな、とポジティブに解釈します。