迷言「白いダースベイダー」を残し、「SFとはなんぞ」と問われて「知らない、スペースファンタジー。」「違う!ほら!まただ!またそれだ!サイエンス・フィクションだよ!サイエンスだしフィクションなんだよ!」とお説教をいただいたことがある私めがSFに触れてみました。
DNAとか宇宙とか言ってるし、それはもうさぞかしSFなんだろうなぁと思っていましたがふたを開けてみると意外と静かなお話でした。非常に人間らしい話。
じゃあなんだか全然SFっぽくないのかと言えばそうではなく、どSFです。その時代の価値観って前の時代の人から考えると結構ぎょっとするものだったりするじゃない?その「わー時代が違う!」っていうギョっと感がちゃんと出せている。(わたしのSFの定義もなんだか妙だね!)
異星人とも戦わないし空から何も降ってこないし素粒子がどうのー!とかも無いけれどちゃんとキッチリSFです。
進行の静かなSF。 なんていうのかしら、時計仕掛けのオレンジみたいに余白が意味ありげな映画。(これは内容の比喩ではなくて映像のお話です。)静かーな雰囲気だけど印象はすごく濃く残る。
ジュード・ロウとお医者の方が好い具合です。(ユマ・サーマンがそんなに残らなかったけれど)ワキが冴えているなー。と。
ジュードロウ大好き、顔全然好きじゃないけど(きらいでもないよ!)なんだかとてもジュードロウおいしいです(^p^)
ガタカ(字幕版)
★★★☆☆
Amazon prime video
1時間46分 / 1998年